2012年5月16日水曜日

メシールのテニス(68) グランドストローク(フォアハンド)での左手の仕事

図を見てください。フォアハンドでは、テイクバックで、左手が体の前に出てきます。この左手が体の回転を先導することで、フォワードスイングの駆動力になります。さらに、フォワードスイングの最後に、左の肩甲骨が張り出します。左手は、左の腰のあたりに来ます。これは、テイクバックで右の肩甲骨が張り出すのと対称であり、バランスが取れます。

テイクバックで左手が体の前に来る(左図)をすることが、私は苦手でした。ヒットしたボールが、すべて相手のコートのベースラインをオーバーしてしまうのです。フカした感じのボールになってしまうのです。

その理由は、いくつかありました。①テイクバックとフォワードスイングが遅い(⇒ボール飛球に合わせてテイクバックする・ボールがバウンドした時にフォワードスイングを開始する)、②打点が前すぎる(⇒右足の前の一番ボールに力が入る場所で打つ)、③背中が曲がっている(⇒上体を立ててボールを打つ)、④スイングで体が回りきっていない・左手が体の前に残っている(⇒右図のように打った後に左肩甲骨を張る)などができていなかったためです。

フォアハンドでは、どうしても、左手を体の前に置く(左図)が必要です。この左手を、最後に左肩甲骨を張るまで回転することが、スイング(体の軸)の回転を生みます。

左図のように左手を体の前に置くためには、テイクバックで左手でラケットを長く持つことが必要です。「テイクバックは左手で引く」です。

(メシールフォアハンドのGIFアニメーションはこちらです。)

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