2013年6月27日木曜日

Wimbledon 2013 ナダルとフェデラーの早期敗退(特に驚くことはなかった)

予想通り(?)、ナダルとフェデラーが早いラウンドで敗退した。誰が勝つのか、負けるのかを予想するためにブログを書いているのではないけれど、負ける時にはそれなりに理由があることが多いと思う。特定の試合の勝ち負けは相手にもよるが、トーナメントを勝ち上がれるかどうかにはそれなりの理由がつきまとう。

ナダルの初戦敗退は、私は全く驚かなかった。この早期敗退は、全仏オープンから伏線が引かれていたと思う。ナダルが2013年の全仏オープンのために払った代償は大きい。

フェデラーは、最後まで残るとは思っていなかったが、早いラウンドで敗退したのにはちょっと驚いた。何しろ、昨年のチャンピオンなのだから。ただし、今のフェデラーを支えているのは技術と集中力の総和だ。どちらかが少し欠けても、フェデラーの優勝はなくなる。リスクマネージメントがフェデラーの生命線であることを、昨年(2012年)のウィンブルドンの時に書いた。

第1セットしか見ていないが、フェデラーに勝ったセルジー・スタホフスキー(ウクライナ)は、今は珍しいサーブアンドボレーを中心とするプレーヤーだ。1980年代の懐かしいテニスを見ているようで、心地よかった。やはり、ウィンブルドンはサーブアンドボレーがよく似合う。

残念ながら、第2週目に入るとウィンブルドンの芝ははげていってしまい、ただでさえボレーヤーにとっては難しい最近の男子プロテニスでは、サーブアンドボレーは不利になる。スタホフスキーも最後まで残るのは難しいだろう。それでも、できるだけ長く見ていたいと思った。数年後から、全仏オープンと全英オープンの間が1週長く開くそうだ。選手の対応時間(クレーからグラスへの適応)や体力回復を考えてのことだろう。

だとしたら、是非、サーブアンドプレーヤーが対応できる工夫を考えてほしい。ボールがもう少し硬く、速くなれば、サーブアンドボレースタイルは増えるだろう。トーナメントごとにボールを変えることはできないだろうけれど。

芝がもう少しはげにくくなり、2週目にも芝が残っているようなコートであれば、選手のスタイルも少しは変わるのかもしれない。スタホフスキーには今年のウィンブルドンでは少しでも頑張ってもらい、サーブアンドボレーヤーが生き残るべきという議論が是非巻き起こってもらいたい。

Wimbledon 2013開幕直前(予想)

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